iTunesで一部の曲だけビットレートを変えて転送する

■はじめに

iTunes内の曲をデバイスに転送する際、ビットレートの高い曲(Apple Lossless等)を指定したビットレートに変換して転送する機能がある。

指定出来るビットレートは128kbps、192kbps、256kbpsの3種類で、
ここで指定したビットレートより高い曲は転送時に変換されるようになっている。
(ちなみに、指定したビットレートより低い曲はそのまま転送されるようだ。)

なので、通常はここで指定したビットレートで一括変換すればよいのだが、
場合によっては一部の曲だけ違うビットレートにしたいこともある。

ということで、一部の曲だけ違うビットレートにする方法を考えてみた。

■複数のビットレート指定は可能か?

とりあえず、自動同期状態でビットレートの指定を変えて転送出来るかを確認してみた。
これが出来なければ話にならないのだが、やってみた結果、
なんと、転送済みの曲まで新しく設定したビットレートに再変換されることに…。

つまり、ビットレートの高い曲は常に現在設定しているビットレートに合わせるようになっており、もし異なっていれば再度変換・転送が行われる。

なので、変換の度にビットレートを変えて転送というのは、少なくとも自動同期では出来ないらしい。

■変換済みのファイルを用意する

転送時の対応が出来ないのであれば、予め曲毎に必要なビットレートに変換したファイルを用意しておき、転送時に変換を行わないという方法もある。
一番簡単かつ確実な方法だが、後からビットレートを変えようと思ったら、再度変換したファイルを作らなければいけない。
また、オリジナルのデータを残しておくのなら、1つの曲に複数のファイルが出来ることになるので管理が面倒になる。

■手動で管理する

自動同期ではあまり良い方法が無かった為、手動で管理するようにしてみたところ、転送時のビットレート指定を変えても既に転送済みの曲については再変換されないことが分かった。
また、転送時に変換するかしないかのチェックを変えて同じ曲を転送すると、その時の設定によってオリジナルのままか変換された形式で転送される。
但し、デバイス内の曲が変換済みの場合、現在設定されているビットレートと異なっていても再変換はされない模様。
その場合は、デバイス内の曲を一旦削除してから再度転送する。

現状では、この方法が当初の目的には最も適しているので、今後はこれで運用してみる。

わざわざ転送する曲を毎回選ばなければならず、ボタン一発で同期という訳にはいかなくなるが、一応iTunesでもこういう使い方が出来るのかと。

で、結局この使い方ってSonicStageと同じような気が…。